2025年5月27日夜、東京港区六本木のDMM本社で開かれた「ゲーム世界展開会議 Vol.1」。
Steam販促、Tokyo Indiesの10年史、AI翻訳活用まで――実践的な知見で満ちたセッションと、熱気あふれるネットワーキングが織りなすイベントが行われました!
と、ここまで実際に参加したかのような導入ですが、KuroMikanは当日参加しておりません。
というわけで思いっきり伝聞にはなりますが、要点を絞ってお伝えします。
イベント概要
ゲーム世界展開会議 – Game Globalization Forum – Vol.1
日時 | 2025年5月27日(火)19:00–21:30(受付18:30~) |
会場 | DMM.com本社 イベントスペース(六本木グランドタワー24F) |
主催 | 株式会社Algomatic/株式会社ゲームクリエイターズギルド |
参加費 | 5,000円(Peatixによる事前申込制) |
イベント内容
第1部|トークセッション
⭐ セッション①「Steamでゲームを売るって、実際どうなの? (初級編)」
登壇者:飯塚康弘氏(株式会社スパイク・チュンソフト 執行役員/海外事業グループ担当)
- Steam市場の基礎(セール戦略や認知拡大の仕組み)を解説。
- AAAタイトルから中規模作品まで、具体事例を紹介しつつ日本企業の展開成功と課題を浮き彫りにした。 creators-guild.com
⭐ セッション②「グローバルなTokyo Indies 10周年から振り返るクリエイター視点の国際化」
登壇者:アルヴィン・フー氏(Tokyo Indies 主催者)
- ボストン発のコミュニティを参考に創設されたTokyo Indiesの10年の歩みを振り返り。
- インディーデベロッパーが海外市場へ挑む際のリアルな壁と成功のヒントを共有。 creators-guild.com
⭐ セッション③「AIエージェントの力で加速する、ゲームの世界展開」
登壇者:野田克樹氏(Algomatic CXO/DMM GAME翻訳責任者)
- 従来型の機械翻訳が抱えてきた課題に対し、最新AIエージェント型翻訳がもたらす表現力とスピードの利点を解説。
- 翻訳以外(フェイシャルアニメーションなど)での自動生成技術の活用事例も披露。
第2部|ネットワーキング&ブース展示
- セッション後は参加者・登壇者・支援企業が互いに交流。
- ローカライズ企業やAI翻訳サービス提供者、インディーデモなど多彩なブースを設置し、名刺交換や個別相談が活発に行われた。 creators-guild.com
まとめ
実践的で即効性のあるノウハウ提供:Steam戦略、コミュニティ育成、AI翻訳の実装など、企業・開発者の双方にとってリアルに役立つ内容が好評。
グローバル人脈の形成:業界人だけでなく、インディー、AI翻訳関係者、マーケターなど異業種・異領域が一堂に会し、多角的なネットワークが築かれた。
「双方向」展開への意欲醸成:「海外から日本」への視点も含めた構成により、今後さらに多くの海外タイトルが日本市場で評価される期待感が漂った。
この初回フォーラムは、「知識」「技術」「人的ネットワーク」の三輪でグローバル展開を支えるモデルとなったと言えのでないでしょうか。
今後は定期開催や地域別回、ワークショップ形式を通じて知見を深化させる動きを期待したいです。