日本最大級の格闘ゲームイベント「EVO Japan 2025」が、5月9日〜11日の3日間にわたり東京江東区有明「東京ビッグサイト」で開催されました。今年は過去最多となる3万人超の来場者を記録し、大盛況のうちに幕を閉じました。
🏆 EVO Japan 2025 主なトーナメント結果
ストリートファイター6(SF6)
- 優勝:MenaRD(使用キャラクター:ブランカ/ザンギエフ)
- 賞金:1,750,000円
- EVO Japan 2連覇を達成し、Eスポーツワールドカップ(EWC)およびCAPCOM CUP 12(CC)の出場権を獲得
- 準優勝:りゅうきち(使用キャラクター:ケン)
- 賞金:700,000円
- EWCの出場権を獲得
- 3位:こばやん(使用キャラクター:ザンギエフ)
- 賞金:350,000円
参加者数は6,653名にのぼり、MenaRD選手は「ウメハラさん、待っています」とコメントし、ウメハラ選手との対戦を希望しました。
というか未だに第一線で現役のウメハラさんって歳を取らないんですかね?
鉄拳8(TEKKEN 8)
- 優勝:Knee(使用キャラクター:ブライアン)
- 39歳での優勝は、EVO史上最年長記録
- EVO Japan 2018に続く2度目のEVO Japan優勝
Knee選手は、EVO Las Vegas 2013・2022、EVO Japan 2018・2025と、異なる3つの鉄拳シリーズでEVO優勝を果たしています。
Virtua Fighter 5 R.E.V.O.
- 優勝:米国病院チーム(エンたん/おさげ/とんちゃん/マルコメX/レオラオ)
- 準優勝:暴れ馬牧場チーム(暴れ馬/猪/…)
5on5のチーム戦形式で行われ、白熱した試合が展開されました。
EVO Japan 2025は、熱戦が繰り広げられた大会だけでなく、限定グッズやコラボレーション商品など、来場者にとって魅力的なイベントとなりました。
KuroMikanの格ゲー歴は2000年代で途切れてしまっているのですが、昨今の格ゲーシーンの盛り上がりには目を見張るものがありますね。
ゲームセンターの数は年々減少し、多くの店舗がプライズゲーム(と太鼓の達人)にシフトしていく中、ビデオゲーム筐体そのものを見かける機会も少なくなってきました。
しかし今では、自宅でのオンライン対戦環境に場所を移して再度盛り上がりを見せているわけですね。20年前には想像もできなかった時代になっています。
■ セガ、『バーチャファイター』シリーズの新展開を発表!
そして、今回のEVOで最も注目を集めたサプライズの1つが、セガによる『バーチャファイター』シリーズの最新情報の発表です。
5月11日23時に配信された「VF Direct 2025 Spring」では、以下の2つの新プロジェクトが明らかにされました。
・New VIRTUA FIGHTER Project(仮称)
シリーズ完全新作となるタイトルで、現代のグラフィックスとゲームエンジンで再構築された“新生バーチャ”。詳細なゲームプレイやリリース時期はまだ明かされていないものの、ティザー映像ではバトル演出やキャラクターの進化が垣間見えました。
・Legacy VIRTUA FIGHTER Project(仮称)
シリーズ過去作を現行機向けにリマスター・移植するプロジェクト。初期ファンには懐かしく、新規プレイヤーには触れやすい形でバーチャシリーズの歴史を再体験できる内容となるようです。
■ 格ゲーシーンの未来が明るい!
格闘ゲーム業界は、一時期に比べてやや停滞していた印象もありましたが、今回のEVO Japan 2025と『バーチャファイター』の復活発表により、再び盛り上がりを見せています。
次世代の格ゲーはどこへ向かうのか?そして「最古の3D格ゲー」の名を持つ『バーチャファイター』がどんな姿で帰ってくるのか、今後の動向にも注目です!