NFTプラットフォーム KUSOGeeeeee は、サービスを終了することを正式に発表しました。
終了時期の詳細や今後の展開については段階的に案内されるとされていますが、Web3・ブロックチェーン領域では、ここ最近サービス終了の告知が相次いでおり、その流れの一つとして受け止められています。
KUSOGeeeeeeは、Web3技術を活用した独自性のあるコンセプトを掲げて展開されていましたが、継続的な運営という点では厳しい判断を迫られた形です。
運営「オカキチ」とは?
KUSOGeeeeeeを運営していたオカキチは、岡本吉起が代表を務める企業です。
岡本吉起氏は、元カプコンの著名プロデューサーとして『ストリートファイターII』や『バイオハザード』など数々のヒット作に関わってきた人物で、近年はWeb3・ブロックチェーン領域にも積極的に関与していました。
KUSOGeeeeeeは、そうしたレジェンドクリエイターの名前と発信力を背景に注目を集めたサービスであり、その終了はWeb3業界内外に一定のインパクトを与えています。
Web3サービスを取り巻く厳しい現状
2024年後半から2025年にかけて、Web3ゲームや関連サービスでは、ユーザー数の伸び悩み、トークン経済の維持難、開発・運営コストの増大、投資環境の冷え込み etc… といった課題が顕在化しています。
KUSOGeeeeeeの終了も、こうした市場環境の変化を背景にした判断と見ることができるでしょう。
KUSOGeeeeeeに限らず、今年は複数のWeb3ゲーム・サービスが終了や開発中止を発表しています。
「技術的に新しい」ことと「継続的に運営できる」ことの間にあるギャップが、改めて浮き彫りになっている状況です。
まとめ:Web3は“淘汰のフェーズ”へ
KUSOGeeeeeeのサービス終了は、Web3分野が実験段階から淘汰・再編のフェーズに入っていることを示す一例と言えます。
今後は、話題性や新規性だけでなく、ゲームとしての完成度や持続可能な運営モデルが、より強く求められていくでしょう。
Web3そのものが終わったわけではありませんが、次に生き残るのは「きちんと遊ばれ、続けられるサービス」だけになりそうです。

