2025年11月28日、GMOメディアは、自社が提供するブロックチェーンゲームプラットフォーム「ブロックチェーンゲームPARK」について、2025年12月23日15時をもってサービスを終了すると発表しました。サービス開始は2024年6月5日で、約1年半での幕引きとなります。
同サービスは「ゲソてん by GMO」と連携したブロックチェーンゲームの遊び場で、NFTやブロックチェーンを活用したゲーム体験を提供していましたが、終了にあたり保有NFTの移行申請などが必要になる場合があります。
2025年にサービス終了が報じられた主なブロックチェーンゲーム
2025年は、Web3ゲーム/ブロックチェーンゲーム業界全体で複数タイトルのサービス終了が相次いで報じられています。世はまさに大サ終時代。
以下は、代表的な終了例です。
- CryptoSpells(クリプトスペルズ)
CryptoGames運営の界隈最大級のカードゲーム。2025年12月15日サ終予定。 - 魁 三国志大戦
double jump.tokyo運営の軍団バトルゲーム。2025年10月31日にサ終。 - Eternal Crypt – Wizardry BC –
ZEAL NOVA運営のボクセルゲーム。2025年12月15日サ終予定で、運営会社はその流れで解散へ。 - キャプテン翼 -RIVALS-
BLOCKSMITH&Co.運営のサッカーゲーム。2025年11月28日にサ終。 - TOKYO BEAST
TOKYO BEAST FZCO運営のカードバトルゲーム。運営日数76日という金字塔を打ち立て2025年8月24日にサ終。 - Ember Sword
Early Access版が2025年5月21日にサーバー停止(資金難で終了)。 - エルゴスム
CROOZ Blockchain Lab運営のスマホゲー。2025年3月31日にサ終。 - クリプトキャッチ!釣り★スタ
BLRD運営の釣りゲーム。2025年2月20日にサ終。 - (Web3ゲーム閉鎖例)Nyan Heroes / Tatsumeeko / Blade of God X / Mystery Society / Rumble Kong League 等
複数のWeb3ゲームが2025年中に運営停止・開発断念に追い込まれています(閉鎖例リストより)。
Web3ゲームの現状と今後
「ブロックチェーンゲームPARK」の終了は、2025年のWeb3ゲーム業界が抱える課題を象徴する出来事の一つです。かつては「ゲームの資産が現実世界でも価値を持つ未来の形」として期待されたブロックチェーンゲームですが、現実の運営モデルとしては厳しい局面に立たされています。
ただし、完全に終わったわけではなく、残るプロジェクトや新たな試みもあります。今後は、ユーザー中心のゲーム性や経済設計、持続可能なモデルの構築が鍵になると考えられます。
2025年はWeb3ゲームにとっての“再構築の年”となり、2026年以降にどのような新世代のブロックチェーンゲームが登場するか、引き続き注目していきたいところです。

