先週、当サイトでNFTプラットフォームがサービス終了を発表した件について取り上げましたが、今回もWeb3界隈のニュースをお届けします。
つい先日、セガの人気デジタルカードゲーム「CODE OF JOKER」シリーズを原作としたNFTゲーム「CODE OF JOKER EVOLUTIONS」 が、開発中止となったことが発表されました。
本作は、ブロックチェーン技術を活用した新たな展開として注目を集めていましたが、正式サービス開始には至らず、プロジェクトは終了という判断に至っています。
開発を手がけていたJokars社と西山泰弘氏
本プロジェクトを推進していたのは、Web3領域で複数のゲーム企画を展開してきた
Jokars社 です。
同社の代表を務める 西山泰弘 氏は、日本のゲーム業界で長年にわたり活躍してきたプロデューサーの一人で、これまでにも「三国志大戦シリーズ」「CODE OF JOKER」「maimai」「チェンクロ」など、複数のタイトルに関与してきました。
その西山氏がWeb3領域に本格的に取り組んだタイトルとして、『CODE OF JOKER EVOLUTIONS』は「既存IP × NFTゲーム」 の成功例となるか注目されていましたが、結果として厳しい判断が下された形です。
相次ぐNFTゲームのサービス終了・開発中止
『CODE OF JOKER EVOLUTIONS』に限らず、ここ1~2年でNFT/Web3ゲームの撤退は相次いでいます。
最近報じられた主な事例としては、以下のようなタイトルがあります。
- CryptoSpells(CryptoGames)
- ブロックチェーンゲームPARK(GMOメディア)
- KUSOGeeeeee(オカキチ)
- Ember Sword(海外Web3 MMORPG)
- Tatsumeeko(開発中止を発表)
いずれも、トークン経済の維持難・ユーザー定着の壁・運営コストの高さといった問題を抱え、
長期運営が困難になったケースです。
NFTゲームやWeb3ゲームは、一時期「次世代のゲーム体験」として大きな期待を集めました。
しかし現在は、投資環境の冷え込み、プレイヤー人口の限定性、ゲーム性よりも経済設計が先行した企画の限界といった要因から、現実的な事業として成立するかどうかが厳しく問われる段階に入っています。
『CODE OF JOKER EVOLUTIONS』の開発中止は、有名IP・実績ある開発者であってもWeb3では成功が保証されないという現状を象徴する出来事と言えるでしょう。
まとめ:Web3ゲームは転換点に立っている
『CODE OF JOKER EVOLUTIONS』の開発中止は残念なニュースではありますが、同時にWeb3ゲームが幻想から現実へと引き戻される過程でもあります。
今後生き残るのは、NFTであることが「目的」ではなく「手段」になっているゲーム、および純粋に“遊び続けたい”と思える設計を持つタイトルだけになるはずです。
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