Unityでスマホゲームを作っていて、「タブレットでUIがデカすぎ!」「iPhone SEでボタン切れてる!」
そんなトラブル、心当たりありませんか?特に開発デビューしたての初心者のみなさん。
実はそれ、Canvasの設定をちょっと変えるだけで解決できるかもしれません。
この記事では、Unityで「解像度に強いUIを作るためのCanvas設定」について解説します。UI崩壊しないゲームを作るために、最初にやっておくべき設定を一緒に確認しましょう!
Canvas Scaler の設定がカギ!

Canvasのスケーリングに関する設定は、Canvasコンポーネントの中の 「Canvas Scaler」 にあります。
ここを正しく設定しないと、高解像度端末でUIが豆粒になったり、低解像度で巨大化して崩れたりします。
✅ 推奨設定
- UI Scale Mode:
Scale With Screen Size - Reference Resolution:
1080 x 1920(またはあなたの基準解像度) - Screen Match Mode:
Match Width Or Height - Match:
0.5(初期値。縦横どちらもバランスよくスケーリング)
では、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
① UI Scale Mode:スケーリングの基準を決める
まず最初に選ぶのがこの設定。
- Constant Pixel Size:ピクセル単位でUIをそのまま表示。解像度によって見え方が変わる。昔ながらの方式。
- Scale With Screen Size(推奨):解像度に応じてUIを自動でスケーリングしてくれる。スマホやタブレットでのズレ防止に◎
- Constant Physical Size:インチなど物理的なサイズ基準で表示。実機のDPIに左右されるので扱いづらい。
スマホやPCなどさまざまな解像度に対応したいなら Scale With Screen Size 一択です。
Scale With Screen Size を選ぶと、次の項目「Reference Resolution」などが設定できるようになります。
② Reference Resolution:想定する基準解像度を決める
ここでは「このサイズの画面を基準にUIを作るよ」という解像度を指定します。
たとえば
- 縦画面のスマホゲーム →
1080 x 1920 - 横画面のコンソールゲーム →
1920 x 1080 - タブレットも意識した高解像度 →
1440 x 2560
この値を基準に、Unityが実行時の画面サイズと比較して自動でUIサイズを調整してくれます。
Unity5時代あたりの頃は低スペック中華android端末を想定して解像度を下げる、とか色々しきたりがあったものですが、今は端末のスペックが上がってきていますので、上記解像度で問題ないと思います。
極端に小さすぎたり大きすぎたりすると調整が不安定になるため、想定プレイ環境に近いサイズを選ぶのがベストです。
③ Screen Match Mode:縦と横、どっちを優先するか
画面の比率が変わったときに、UIのスケーリングを縦横どちらに合わせるかを選ぶ項目です。
選べるのは以下の3つ:
- Match Width Or Height(推奨)
→ 縦横のバランスを調整するスライダー(Match)を使える - Expand
→ UIが画面をはみ出さないように、狭い方に合わせて拡大 - Shrink
→ UIが画面に収まるように、広い方に合わせて縮小
通常のゲーム開発では、Match Width Or Heightが最も柔軟で扱いやすい選択肢です。
次に説明する「Match」の値でバランスを調整しましょう。
④ Match(Width Or Height):縦横のスケーリング比率を調整
Matchは、Screen Match Mode を Match Width Or Height にしたときに出てくるスライダーです。
- 0.0 = Width(幅)優先
- 1.0 = Height(高さ)優先
- 0.5 = バランス重視(推奨)
たとえば、縦長のスマホで横幅を維持したいなら Match = 0 に、
一方で上下のUIレイアウトが崩れてほしくない場合は Match = 1 に寄せるとよいです。
とはいえ、よほど特殊なレイアウトをしていない限り、デフォルトの 0.5 が最も自然な表示になりやすいです。
画面比率21:9とかいう某銀河系スマホを相手にする場合は 0 や 1.0 がいい場合もあります。
UI崩壊を防ぐためにすべきこと
Canvas Scalerの設定だけでだいたいOKですが、それでも崩れるなら以下もチェック!
Anchor(アンカー)の設定は正しい? → 画面比率が変わってもUIの位置を維持できるLayout Group(縦並び・横並びの整列)を活用してる?- Textの自動改行や縮小がオンになってる?(
Best Fitは地味に便利)
こういった工夫を組み合わせることで、どの端末でも見栄えのよいUIを維持できます。
まとめ:UI崩壊を未然に防ぐCanvas設定を身につけよう!
Canvasの設定をちょっと工夫するだけで、「UIが小さすぎる!でかすぎる!消えた!バグった!」がぐっと減ります。
- Canvas Scalerは
Scale With Screen Size一択 - Reference解像度はあなたの「想定画面」を基準に
- Matchは
0.5が無難。でもゲームに合わせて調整OK - Anchor / Layout Group も合わせ技で!
こうした設計を習慣にしておけば、リリース直前にiPadでUIが崩れて泣く…なんてこともなくなるはずです。
次は Safe Area や Notch対応 なんかにも手を出してみてもいいかもしれませんね!

